初めての婚活パーティがハーレムだと思っていたらバトルロワイヤルだった件【前篇】
こんにちは、
買ったばかりのドローンにドロンされた
ジョシュ(@joshu)です。
突然ですが
中小企業庁が出した
『人口減少についてレポート』を読んで
おのれの内に
フツフツと沸き上がる何かを感じました。
ーマジで暇な人は読んで見てください↓ー
要約すると
的なことが書いてあります。
目を閉じて
雑念を捨て
おのれの内に意識を集めると、
沸き上がってきた感情、
その正体がつかめました。
さぁ、
あなたも目を閉じて
あっ、やっぱり閉じないで、
字が読めなくなる。
雑念を捨てて
おのれの内に意識を集中して。
フツフツと腹の底から
沸き上がってくるもの。
そう、
それが我々の使命です。
さぁ、ご唱和ください！
俺たちの世代で
少子化を止める！
ということで
婚活パーティーに参加してきました。
その一部始終を後世へ伝えるべく
ありのままをここに記す。
1時間ほどかけて
宮崎で開催される婚活パーティーの仕分けを行った結果
「シャン・クレール」さん主催のこちらのパーティーがよさそうです。
なぜかわかります？
参加者がほぼ満員のうえに
だ、大好評につき女性5名増員！？
コレです。
やりましたよ。
完全にハーレムです。
15対20・・・それとも20対25か？
・・・男の奪い合い・・・ぐふふ・・・
のぞむところよ。
ドキドキしてきたぜぇ。
汗で湿った手が震えている。
キーボードが打ちづらい。
へへへ、武者震いかぁ。
興奮のあまり、
メールアドレスを何度も打ち間違え
１０分のタイムロス。
会員登録をおこなう。
ここまでの時間、
実に８５分。
つ、ついにきた。
あ、あと一つ
今までのことが走馬灯のように浮かんでくる。
重たいまぶたをこすりながら読んだ人口減少のレポート
禅とは何か、瞑想とは何か、おのれと向き合った時間
そして、蓮舫ばりの婚活パーティー仕分け作業
「エエイ！ 」
ポチっとな
ふう、
高校時代に鍛えた空手の正拳突きの発声が
こんなところで役に立つとは思いもしなかったぜ。
ガタン
クローゼットからヨレヨレのジャケットを取り出す。
何年ぶりだろうか、こんなお洒落をするなんて。
前のボタンがとまらなくなっているのは気にしない。
ガチャ
家の鍵を閉め
空を見上げると雨が降っていた。
幸せな時間の始まりには
これくらいがちょうどいい。
フェアレディＺエックスと名付けた
軽自動車に乗り込む。
ブルルルーン
聞きなれたはずのエンジン音が
俺の鼓動を刺激する。
やばい
ドキドキしてきた。
ハーレムとは
いかなるものか
この目で見届けようぞ。
いざ鎌倉！
そしてここからテンションが上がりすぎて
ちょっとした精神崩壊が始まる。
通りすがりの見知らぬおばちゃんに、
「ププッ！」
っとクラクションを鳴らしちゃったりして。
そして
「こんにちわぁ！」
すれ違うパトカーへは
右手を額にあてて敬礼。
もちろん、
道路工事の親方たちへも敬礼は欠かさない。
神様ありがとう、
今日のハーレムで
僕にも春が訪れようとしているよ。
妄想にふけっていると
完全に道に迷いました。
土砂降りの雨の中、会場へ着いたのは五分前。
えッ・・・婦人会館・・・？
なにコレｗ
いや、まぁ
宮崎だからしょうがない。
会場のボロさもなんのその。
だって今日は、ムフフ・・・
待っててよぉ、
すぐ行くよー
僕のビーナース！( *´艸｀)
バン！
玄関のドアを開く！
「あれッ！？」
エレベーターがない！
なんか、
のれんが掛かってる！
臭い！ボロイ！汚い！
ウオォォォー
階段を駆け上がる！
ドッ・ド・ド・ド・ド！
「こんにちわ！」
ハゲたおっさんとすれ違う！
会いたいのはおっさんじゃない！
ウオォォォー
ドッ・ド・ド・ド・ド！
心拍数が上がりだす！
ドッドドドド！
「ココか！？」
「婦人の会 カード受付」
違う！
てか、婦人の会ってなんだよ！
「クソッ！会場は三階か！」
ドッ・ド・ド・ド・ド！
ヤバイ、息が苦しい！
「ハァハァハァ！」
「シャンクレール会場は左奥の扉です だとぉ！？」
「ハァハァハァ！」
バン！
勢いよく扉が開く！
ッ！？・・・・・
その時僕は見たのです。
受付のテーブルに、そっとペンを置く彼女を。
「会いたかったよ、ヴィーナース！」
（は心の声）
つづく・・・
